【要約・まとめ】アドラー心理学の入門書~嫌われる勇気~全5夜の大激論!

2020年12月19日

理想と現実のギャップに悩んでいる。という人は多いのではないでしょうか?

今回紹介する『嫌われる勇気』は、アドラー心理学を題材として多くの人が持つ悩みを解決してきたベストセラーです。

『嫌われる勇気』の内容解説を中心にわかりやすく説明します。

記事を読んで内容をもっと知りたい!と思えたならば、ぜひ『嫌われる勇気』を手に取っていただければと思います。

この記事がきっかけで、あなたが勇気を持つことができれば幸いです。

こんな方におすすめ

  • 嫌われる勇気の内容が知りたい人
  • アドラー心理学に興味がある人
  • 人間関係に悩みを抱えている人

嫌われる勇気とは?

本書の解説にいく前にまずは簡単に要点をまとめました。

 

『嫌われる勇気』は一言で言うと、「アドラー心理学」のわかりやすい説明書です。

アドラーはある時、ひとつの結論にたどりつきます。

それは「すべての悩みは対人関係である」ということです。

世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるかである。(嫌われる勇気 p6より引用)

柴初心太
心理学って聞くと、専門用語が多くでてくるイメージがある。文字数も多くて読めるか不安…

本書は、哲人(アドラー心理学を極めし者)と青年の対話形式で話が展開されています。対話形式なので非常に読みやすいというのも人気の一因だと思っています。

柴コロ太
柴コロ太

『嫌われる勇気』は一方的に語りかけるという書籍ではなく、哲人と青年2人の対話形式で物語が展開されています。

本書の面白いところが、読み始めはだいたいの人が青年の意見に共感します。

しかし、物語が進むにつれてアドラー心理学の心理に迫ることで、気がつくと哲人の意見に共感するようになっています。

嫌われる勇気 人気の秘密

「嫌われる勇気」は世界累計480万部以上の大ヒットを記録しました。

発売日は2013年ですが、2020年の今でも売れているロングセラーです。

なぜここまで人気なのか?そこには3つの理由があると考えています。

青年と哲人の対話形式で描かれている

自己啓発や心理学=難しいと感じる人は多いと思います。

本書は青年と哲人の対話形式で話が展開されていきます。

あなたが疑問に感じたことは、この青年が代弁してくれます。

所々に少し大げさな言い回しなどが採用されていて読者を飽きさせないような工夫がされています。

僕は気づいたらあっという間に読み終わっていました。

多くの人が抱えている悩みに具体的な答えを提示

多くの人が抱えているであろう悩みにフォーカスしているのが本書の特徴でもあります。

「もっとこうなりたいのに…」「幸せになれない…」と思っている人は多いと思います。

人生の課題とも言える悩みについて、アドラー心理学ではこれまでと違った視点でアプローチし、具体的な答えを提示してくれます。

本書の本質を理解することができればあなたの人生観がガラリと変わることになるかもしれません。

僕はこの本を読んで「そんな考え方がもあるのか!」と衝撃を受けました。

今すぐにでも自分を変えることができる

本書には今すぐ実践できることが多くしるされています。

心理学なので、「どう捉えるか」という考え方が重要です。

具体例が紹介されているので、難しく考える必要もなく理解しやすい内容となっています。

読み終える頃には「そんな簡単なことだったのか!」とスッキリすることになります。

今この瞬間からあなたの人生を変えることができます。

 

「嫌われる勇気」は自信・行動を起こすための勇気をくれる一冊です。

読者の人生に大きな影響を与えるというのが、人気の一因なのかもしれません。

『嫌われる勇気』の解説  全5夜による激しい議論!

本書では冒頭から「人は今日からでも幸せになれる」と説く哲人と、劣等感に囚われ哲人の意見を聞き入れることができない青年の議論が展開されていきます。

各章の内容を簡単に解説します。

1.原因論の否定 全ては目的論

結果の前には原因がある。哲人はアドラー心理学をもって、この「原因論」を否定します。

過去の原因ではなく今の目的によって人は行動する、という「目的論」を唱えます。

柴初心太
原因論?目的論?

詳しく知りたい…!

具体例として、「いじめをうけたから、部屋に引きこもる」というのは原因論です。

「誰かに心配してほしいからひきこもる」というのが目的論です。

考え方を変えるだけで、過去の経験の捉え方が大きく変わってきます。

原因を気にするのではなく、目的に気持ちを向けるというのがアドラー心理学なのです。

 

もう一つ具体例をあげると、あなたの会社の若手社員が上司に怒られていたとします。

あなたはこの時「若手がミスしたから怒られている」と考えると思います。これが原因論です。

若手社員に上下関係をわからせようとしている。または自分に今後歯向かってこないように押さえつけようとしているというのが目的論です。

同じミスなのに、に怒られた時もあれば冷静に注意されて終わりという経験したことありませんか?

考え方を変えるだけで、過去の経験の捉え方が変わってきます。

「原因」を気にするのではなく、「目的」に気持ちを向ける考え方をするというのがアドラー心理学なのです。

2.すべての悩みは「対人関係」

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」(嫌われる勇気 p71より引用)と、アドラーは言います。

柴初心太
お金や病気などの悩みであれば「対人」は関係ないのでは?

と思った人もいるのではないでしょうか。

 

本書でも青年が哲人に向けて大きく反発します。

たとえば、宇宙空間の中にあなたしかいない場合はお金はただの紙切れと化してしまいます。

病気になった場合、生きていくことすらできなくなります。

裏を返せば人との関係によって、行動や感情が変化するということです。

年収であったり幸せについての悩みも他人がいてこそ成立することから、「すべての悩みは対人関係にある」と定義されています。

3.自分と他者の課題を分離する

アドラー心理学では、対人関係のトラブルに遭遇した時「誰の課題であるのか?」を考える必要があるといいます。

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」(嫌われる勇気 p.141より引用)を考え、課題を分離していくのです。

柴初心太
課題の分離?

本書に登場する例で「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」というものがあります。

馬に水を飲ませたいと考えた時、水辺に馬を連れて行くのは自分の課題です。

しかし、水を飲むかどうかは馬の課題でありこちらの課題ではないのです。

 

もう1つの具体例として、上司があなたを評価してくれなくて悩んでいるといった状況があったとします。

あなたを評価するかどうかは上司の課題であり、あなたの課題ではないのです。

上司に評価されるためにコツコツと仕事で成果をあげるのはこちらの課題です。

 

間違っても相手を改心させようとか思ってはいけません。

人は簡単には変わらないですし、おっさん・おばさん上司であればなおさらです。

この相手の課題に踏み込んでしまい、悩みを常に抱えているという人が僕の職場に多くいます。

僕も以前まではそういったことに囚われてしまっていましたが、考え方を変えることで気持ちがすごく楽になりました。

今では、トラブルや問題などに遭遇した時は

それは本当に自分の課題なのか?

柴コロ太
柴コロ太

と考えるようにしています。

悩みを多く抱えているという人はぜひ一度課題の分離をしてみてください。

課題を分離することは、少し難しいかもしれません。

しかし、自分も他者も成長するためには必要なことです。

僕個人の見解として、「課題の分離」は画期的な対人関係トラブルの解決策だと考えています。

4.対人関係のゴールは「共同体感覚」

アドラー心理学では、さきほどの「課題の分離」を対人関係のスタート、ゴールは「共同体感覚」であるとしています。

共同体感覚とは、「他者を仲間と見なし、そこに自分の居場所があると感じられること」(嫌われる勇気 p.179より引用)です。

共同体の中で他者貢献できていると感じることで、自分に価値があると思うことができます。

柴初心太
他者貢献ということは、ボランティアや仕事で何かを成し遂げないといけないの?

アドラー心理学では、自分のことを「行為」レベルで考えず、まずは「存在」のレベルで受け入れていくという考え方です。(嫌われる勇気 p.210より引用)

ここは非常に興味深いところで、対人関係に対する考え方が大きく変わるポイントです。

今まで無意識だった自分と他者の位置づけが変わるかもしれません。

柴コロ太
柴コロ太

5.人生の意味とは?

本書で青年は哲人と議論を重ねていく中で、人生の意味とはなにか?を考え始めます。

質問を投げかけると、「一般的な人生の意味はない」という衝撃的な答えが返ってきます。(嫌われる勇気 p.278より引用)

この答えには「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と続きがあります。

僕たちは、たった今からでも変わることができます。

過去や未来も関係がなく、どう今を生きるのか。

どんな意味を持って生きるのかはあなた自身で決めることができます。

あとは一歩を踏み出す勇気を持つだけなのです。

嫌われる勇気 名言

あなたが落ち込んでいる時や壁にぶつかった時に名言で救われた、という経験ありませんか?

嫌われる勇気には、そんな名言が数多く登場します。

僕がとくに心に残った名言を1つ紹介します。

他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。

「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。」(嫌われる勇気 p.135より引用)

あなたは他者の期待を満たすために生きているのではありません。

自分の人生は自分のために生きるべきということを気づかせてくれる一言です。

人から嫌われたくないので人に合わせてしまったり、自分を犠牲にして人のために何かをしてしまう。

人の目を気にしてしまい、自分をさらけ出すことができない。

そんな人にとっては心に突き刺さる一言ではないでしょうか?

もちろん人のために尽くすということは素晴らしいことなのかもしれません。

しかし、それに囚われすぎては他者のために自分の人生を捧げることになってしまいます。

そういったことをしても、誰もあなたの代わりにあなたの人生を生きてはくれません。

人は誰しも人に嫌われたくない、認められたいという欲求を抱えています。

これを「承認要求」といいます。

この承認要求に囚われてしまうことで、悩みをつねに抱えてしまうということになります。

この「承認要求」から解放されるためにも、自分の人生を自分のために生きてみましょう!

まとめ

嫌われる勇気について解説しました。

本書に書かれている内容は今までの常識と思っていたことを根本からひっくり返してしまうような内容が多く登場します。

本質を理解することができれば、人生観が大きく変化します。

特に人間関係などで常に悩みを抱えている人にはぜひともお手に取っていただきたい1冊です。

まずは、「課題の分離」から始めてみることで、悩みの種が少し減っていくと思います。

僕は「課題の分離」をしてみたところ、悩みが減っただけでなく冷静に物事を判断できるようになりました。

今回解説した内容以外にもあなたのためになることが多く記されています。

ぜひ本書を読んでいただき実践してみてください。

まとめ
  • 原因論の否定、全ては目的論
  • すべての悩みは対人関係
  • 自分と他者の課題を分離する
  • 対人関係のゴールは「共同体感覚」
  • 承認要求に囚われるな!

最後までご覧いただきありがとうございました。

あなたの人生が変わるきっかけになることができれば幸いです。

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