この記事の内容
- 成長の4つのステップ
- 成功者になるための10ヶ条(3つに厳選して紹介)
良い習慣は良い人生をつくり、悪い習慣は悪い人生をつくる。
例えば、毎日のようにスナック菓子を食べ、脂っこいラーメンや揚げ物を毎日のように食べる。
けれども、身体が細くて筋肉質!……なんて人は当然いませんよね?
少なくとも僕はそんな人を見たことありません。
何が言いたいかというと、「習慣」が人生を作っています。
人生の「質の差」は習慣の差によって生まれてきます!
これは仕事や人間関係、プライベート全てに関わってきます。
この「習慣」をコントロールできるようになれば自分の人生をコントロールできるようになるんです。
方法を知りたい!
今回の記事では、習慣をコントロールするためにぜひ読んでもらいたい1冊を紹介します!
その名も、「今日からできる、年収を10倍にする習慣術」です。
本書は大きく4つの章で構成されています。
今回はその中から、今この瞬間からでも取り組めるものや僕が特に心に刺さったことを2つに絞って解説していきます。
内容が気になった、ためになったと思ったあなたはぜひ本書を実際に手に取っていただければなと思います。
さっそく解説していきます。
目次
基本情報
本書の解説に入っていく前に「今日からできる、年収を10倍にする習慣術」の基本情報を紹介します。
基本情報
著名:今日からできる、年収を10倍にする習慣術
著者:鴨頭嘉人
出版社:かも出版
出版日:2020年9月8日
定価:1870円(税込み)
本書の著者である鴨頭嘉人さんは、マクドナルドで最優秀店長を獲得。
さらに、世界のマクドナルドでも表彰を獲得。
その後独立し、現在では「炎の講演家」として人材育成・マネジメント・リーダーシップ・顧客満足・セール獲得・話し方についての講演や研修を行っています。
YouTubeにその講演の動画などを配信しており、チャンネル登録者100万人以上・総再生回数2億回を超す、日本一のYouTube講演家です。
そんな鴨頭さんが実際に行っている「習慣コントロール法」を「実践的」かつ「具体的」に「分かりやすく」紹介しています。
習慣化への4ステップ
悪い習慣と頭では分かっているのに繰り返してしまう…
その最大の理由は、「快に引っ張られている」からです。
まずは無意識に起こっている体の反応にうまく対処する方法を解説していきます。
何かを習慣化するためには、4つの成長段階を経る必要があります。
習慣への4ステップとは次の4つです。
4つのステップ
第1段階:無意識無能⇒知らないし、できない
第2段階:有意識無能⇒分かっちゃいるけどできない
第3段階:有意識有能⇒意識していればできる!
第4段階:無意識有能⇒できてしまっている
それぞれどのような状態なのかを詳しく解説していきます。
第1段階:無意識無能
無意識無能という言葉だけをとるとなんだか悪口に見えてしまいますが、ようは「知らないし、できない」という状態です。
初めての事ってなんでもそうですよね。
やり方知らないし、そもそもできない……
例えば僕が趣味として、競技として取り組んでいるボウリング。
ボウリングを本格的にやったことない人からすればボールの曲げ方や回転をかける投げ方なんて知らないし、そもそもできないという状態です。
だからこそ教えてもらい、成長していくわけなんです。
しかし、成長していく上でここから「不快ゾーン」と言われる存在が我々の習慣化の邪魔をしてくるのです。
第2段階:有意識無能
不快ゾーンの1つ目がこの「有意識無能」です。
「分かっちゃいるけどできない」という状態です。
ダイエット中だからお菓子やケーキ、甘い飲み物を飲んじゃダメ!……でも飲んでしまう、食べてしまう…
朝早く起きて朝活しよう!……起きたけどまた寝てしまった…
これって自分にすごい罪悪感を抱いてしまいませんか?
とっても不快な状態ですよね。
僕はこの第2段階が一番の不快ゾーンだと思っています。
わかっちゃいるけどできないってすごくもどかしい気持ちになってしまいます。
ボウリングを本格的に始めた時は、とにかくこの第2段階で何度も挫けてしまいそうになりました。
第3段階:有意識有能
2つ目の不快ゾーンは有意識有能です。
「意識していればできる!」という状態です。
朝早起きしたら二度寝はダメ!と意識していれば起きれるのに、意識しないとまた二度寝してしまう…
お客様に会う時は笑顔で!と意識していればできているけど、別のことを考えてしまうと笑顔が消えてしまう…
これも不快ゾーンですよね。
意識していればできるのに…
気を抜いてしまうとなぜできないんだ…
やはり罪悪感を抱いてしまいます。
僕の場合ボウリングで、意識していれば正しい投げ方ができているのに気がつくと悪い癖がでてしまっているというのを何度も経験しました。
なんで意識しないとできないんだ…
意識していればちゃんとできるのに…
と、やはりここでも挫けそうになりました。
第4段階:無意識有能
先ほど紹介した2つの不快ゾーンを抜けた先に「快」が待っています。
それが最後のステップである無意識有能。
「できてしまっている」、つまり習慣化されている状態です。
無意識にできるってストレスも感じないし、罪悪感もないですよね?
ここまできてようやく「快」を得ることができるのです。
しかし、これとは別に意外と見落としがちな快ゾーンが存在します。
次は意外と見落としがちな快ゾーンを紹介します。
見落としがちな快ゾーンとは?
それは、最初に解説した第1段階の無意識無能に戻ることです!
知らないしできないという状態に戻るということは一見「不快」と考えそうですが、何もしないという状態なので不快に思うことがありません。
ダイエット中だから甘いものはダメと考えている時に
と、第1段階の無意識無能に戻るとまた甘いものを食べられるのでその人は「快」を得ることができます。
良い習慣を身につけている人は不快ゾーンを「成長のチャンス」と思っている反面、悪い習慣が身についてしまっている人は「不快ゾーンに飛び込む前に止める」を選択しているのです。
僕も以前までは「自分に向いていない」「自分には無理だ…」と言い訳して、成長のチャンスを逃してきました。
成功している人は成長過程に不快ゾーンがあることを知っているので、成長過程を楽しめることができます。
習慣化最大の敵は「言い訳」なのです。
そのため、良い習慣を身につけるには言い訳に打ち勝つことが必要になります。
不快ゾーンがきたら言い訳する前に
と考えてみましょう!
まずは「不快」を受け入れてみましょう!
これこそ、まさに立派な言い訳なのです。
言い訳に打ち勝つことで、良い習慣は必ず身に付きます!
成功者になるための10ヶ条
ここまで習慣化への4ステップについて解説しました。
ここからは著者である鴨頭さんが実践している10個の習慣の中から特に興味深い・今日からでも取り組める習慣を3つに厳選して紹介・解説していきます。
10ヶ条
1:年間288冊の本を読む
2:朝起きをする
3:環境を変える
4:他の人でもできる仕事は断る
5:テレビは”ながら見”する
6:スマホの使用はビジネス以外禁止
7:酒を止める
8:否定的な人脈は切る
9:全ての情報をビジネスアンテナで受信する
10:トイレを毎日掃除する
今回はこの10ヶ条の中から、「年間288冊の本を読む」「朝起きをする」「否定的な人脈は切る」の3つを紹介・解説します。
年間288冊の本を読む
鴨頭さんはマクドナルドを退社してから講演家として独立してから、「自己投資率10%」というルールを自分に課しています。
目標とする年収から10%を自己投資に使っています。
例えば年収1000万円を目標としているならば、10%にあたる100万円を自己投資として先に使うのです。
100万円を自己投資に使おうと思うと、1ヶ月約83000円を使わなくてはなりません。
鴨頭さんは、自己投資金200万円の内の20%を本の購入に使用。
残りをセミナーなどの受講費として使用しています。
僕もこのブログ活動を始めてから、読書をよくするようになりました。
今までは漫画しか読んでこなかったので始めの頃はなかなか読み進めることができませんでしたが、知らずの内に自分の知らない分野を学ぶ楽しさを学びました。
読書を始めて数週間で変化が現れたので、普段読書をしない人は読みやすそうなジャンルからでも良いのでぜひ読んでみたください。
新しい知識や考え方が身について、人生観にも変化が現れます。
読んだ本の紹介・解説記事を定期的にupしているので、気になる人は別記事にもぜひ目を通してみて下さい。
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【要約・解説】人を動かす6つの心理トリガー「影響力の武器」とは?
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朝起きをする
僕も最初読んだ時に「朝起き?早起きと何が違うの?」と思って読み進めていきました。
結果、全然違いました!
朝起きとは、「頑張って早起きしよう!」ということではありません。
鴨頭さんは「早起きでなく、朝起き」をオススメしています。
朝起きとは、目が覚めた瞬間にパッと体を起こして行動することです。
朝4時や5時に起きても7時まで二度寝してしまった場合、「早起き」は成功していますが「朝起き」は失敗しています。
朝起きで磨かれるのが「直感力」と言われています。
目覚めてすぐにパッと起きて行動を開始する人と布団の中でグズグズしている人の1年後・10年後の直感力は圧倒的な差が生まれます。
朝起きの習慣は人生を変えるための奥義です!
僕はこれを読んでから朝起きを取り入れています。
否定的な人脈は切る
変えることができない原理原則がこの世には数多くあります。
その中の1つが、「人を変える」ことです。
人生を変えるためには「人を変える」のではなく、「会う人を変える」ことが重要です。
否定的な人と会う時間を減らして相手に支配されず、自分で出会いをコントロールしていきましょう。
あなたは今まで「誰かを変えよう」と思ったことはありませんか?
会社の上司や部下、家族など誰しもが一度は相手を変えようと思ったことがあると思います。
僕自身も以前まではそう思っていた時期がありました。
上司の物言いに対して
ってよく思っていましたが、これってすでに相手を変えようとしている状態なんです。
原理原則に逆らおうとすると苦しくなってしまいます。
人間関係に疲れている・悩んでいる人は原理原則に逆らって不自然な動きをしてしまっています。
自分に否定的な人や攻撃的な人がいるならば、その人と会う時間を減らしてみましょう。
そんな時はいったん受け入れましょう。
時間が経てば自然と距離を置ける関係になります。
会う人は選べる、変えられない関係は受け入れる。
この2つを知って、選択することで人生は良い方向に変わっていきます。
自分から会う相手を選びましょう。
まとめ
今日からできる、年収を10倍にする習慣術について解説しました。
本書では今日からでも取り組める習慣が数多く紹介されています。
いきなり全てに取り組むのは難しくても1つ2つでも始めることで、人生に良い変化を与えることができます。
僕個人として始めやすいのは、「朝起き」「否定的な人脈は切る」の2つではないかと思います。
この2つは今日からでも取り組めるだけでなく取り組みやすいので、ぜひトライしてみたください。
今回紹介・解説した内容以外にも興味深いことが書かれているので、ぜひ手に取って読んでいただければと思います。
まとめ
・良い習慣は良い人生を、悪い習慣は悪い人生を作る
・習慣化には4つのステップを経る
・不快ゾーンは成長のチャンス!
・早起きではなく朝起きをする
最後までご覧いただきありがとうございました。
あなたの良い人生のための習慣作りのヒントになれば幸いです。