この記事の内容
- メンテナンス・お手入れすべき理由
- オイル、グリス、洗浄剤の役割
お店に任せたほうがいいの?
ロードバイクは購入して終わりではありません。
定期的なメンテナンスが必要で、消耗品は時々交換が必要です。
機械いじりが苦手な人にとっては、
と感じてしまうかもしれません。
しかし、お手入れも楽しみの1つと考えてみるとよりロードバイクが楽しくなっていきます。
もちろんお手入れや部品交換が難しいところはお店の人にお任せでOKなのですが、お店に任せる必要のないところは自分で整備することでお財布にも優しく経済的です。
普段のメンテナンスで必要になってくるのが、「オイル」「グリス」「洗浄剤」の3つです。
今回の記事では、メンテナンスの必要性、どうやってお手入れすればいいのか?について解説します。
こんな人におすすめ
- ロードバイクを買ったばかりの人
- 今までメンテナンスをしていない人
- どんなお手入れをすればいいのかわからない人
さっそく解説します。
メンテナンス・お手入れをすべき理由
チェーンオイルやクリーナーなどを使ってメンテナンスやお手入れすべき理由は、「自転車を長持ちさせて快適に乗る」ためです。
車やバイクでも定期的なメンテナンスが必要なように、ロードバイクもメンテナンスが必要です。
家の外で雨や風の影響を受けやすいママチャリとは違い、スポーツバイクは非常にデリケートな乗り物です。
走行中のトラブル防止という意味でも、メンテナンスは習慣化しておくほうが良いでしょう。
メンテナンスで使うアイテムと役割は以下の3つを覚えておきましょう!
3つのアイテム
・チェーンオイル ⇒ チェーンの潤滑油
・グリス ⇒ パーツ同士の滑りを良くする
・洗浄剤 ⇒ 汚れや油を洗い落とす。
それぞれどのような役割があるのか解説します。
チェーンオイル(動きを滑らかにする)
チェーンオイルとは油のことです。
この油がチェーンの動きを滑らかにします。
油が切れてしまうとチェーンから異音がします。
あなたはママチャリをカラカラカラとチェーンを鳴らしながら走っている人を一度は見たことがあると思います。
あれはまさにチェーンにオイルをかけずに走りし続けている状態です。
音が鳴る前に注油するようにしましょう。
チェーンオイルには、「ウェット」「ドライ」の2種類があります。
それぞれの特徴として、
ウェットタイプ
・粘度が高いので長持ち
・雨の日の走行でも潤滑性が機能する
・黒く汚れやすい
ドライタイプ
・サラサラで汚れにくい
・ウェットタイプに比べると長持ちしない
・水に弱い
オイルを使い分けることができればいいのですが、ロードバイクに乗り始めた人にとっては両方揃えるのは面倒と感じると思います。
また、雨の日にあえて乗る人は少ないと思うので、最初はドライタイプを購入するといいでしょう。
さきほども解説した通り長持ちはしませんが、2週間に1回注油すれば十分です。
最低でも月1回は注油するようにしましょう。
グリス(パーツ同士の摩擦・固着を防ぐ)
グリスはパーツ同士の固着を防いだり、回転部分の性能維持や防塵・防水性の確保のために必要です。
油よりも粘度が高くて流動性が低いので、常温だとねっとりしています。
普段からよく使用するものではありませんが、定期的に必要になるのがグリスです。
主に以下の5か所で使用されます。
・ペダル
ペダルは締め付けて取り付けるので固着しやすい部分です。
例えば最初はフラットペダルにしていたけど、ビンディングペダルにいざ交換!となった時に外せない…なんてこともありえます。
こういったことにならないためにも、あらかじめネジにグリスを塗っておきましょう!
・シートポスト
・シートポストとフレームが接する部分に薄く塗るというのがコツです。
一度締めると基本的には緩めないものですが、固着しやすい場所です。
・ヘッドパーツ
現在は防水性のあるベアリングが採用されていることが多いのですが、保険として塗っておくとより安心です。
通勤・通学など、雨天でも走行する可能性がある人は特に注意してください。
この部分の修理となると結構な修理費がかかってしまうそうです。
・ボトルケージのネジ
一度装着すると基本的には取り外さない部分なのですが、固着する場所でもあります。
取り付ける前にあらかじめグリスを塗っておくようにしましょう。
・ホイールのハブ
ホイールのハブも数年に1度はグリスアップしたい場所ですが、初心者が手を出す部分ではないのでショップで点検などを受ける際に依頼しましょう。
悪路や雨天時の走行が多い人は特に注意しましょう。
洗浄剤(油を落とす)
洗浄剤はパーツクリーナーとディグリーザーの2種類があります。
どちらも油を落とすアイテムですが、チェーンの基本的なメンテナンスはパーツクリーナーで十分です。
パーツクリーナーのほうが価格も安く、経済的です。
チェーンのコマの内部まで徹底的にお手入れをしたい場合は、ディグリーザーを使用します。
また、製品によってはゴムパーツに吹きかけOKのものとNGのものがあるので使用前に確認しましょう。
まとめ
メンテナンスすべき理由について解説しました。
自分でもできる範囲をメンテナンスすることで、お財布にも優しいだけでなくより自分の愛車に愛着がわきます。
メンテナンスやお手入れもロードバイクの醍醐味なので、まだお手入れしたことがないという人は今回紹介した箇所からでもメンテナンスやお手入れを始めてみましょう。
あなたのロードバイクのお手入れの手引きになれば幸いです。