ロードバイク【夜間・雨天走行時の注意点】

2020年9月19日

自転車で走る際、人は必要な情報の大半を視覚から得ていると言われています。当然ですが、夜や雨天時は視界が悪くなります。

夜間や雨天時の走行は自転車にとって普段以上に危険です。しかし、通勤や通学で夜走らなければならないということもあるかと思います。

趣味としてのサイクリングであれば、「雨天時は走らない」というのは賢明な判断ですが、出先で急に雨が降った、予報が外れたというハプニングはつきものです。

今回の記事では夜間や雨天時の注意点を解説します。シティサイクルからロードバイクまで共通の内容となります。

柴コロ太
柴コロ太

夜間走行の注意点

大原則として、日中よりもスピードを落とすことが重要です。

柴コロ太
柴コロ太

当然ですが夜は障害物や歩行者、路面の状況が見えにくくなります。

「見えにくくなる」ということは、「自分も見られにくくなっている」ということです。

出会い頭や左折時の巻き込みなど他者との接触のリスクが高い状況なので、「相手は自分を見ていない」と思いながらスピードを落として走行しましょう。

柴初心太
柴初心太

車や歩行者に認識されやすくするにはどうすればいいの?

明るいライトを使うことで見えやすく、見られやすくなり安全性が高くなります。

柴コロ太
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ライトの光量は「ルーメン」という単位で表します。夜でも明るい都心部では100ルーメン以上のライトがあれば安心です。街灯の少ない道を走る場合は400ルーメン以上のライトがあれば安心して走ることができます。

ルーメンはライトのパッケージに記載されているので購入の際にチェックしてみてください。

車から見られやすくするために「テールライト」も有効です。自転車本体に装着するテールライトは必須ですが、バックパックやヘルメットなどの高い位置に装着することで車からの視認性がより向上します。

ライトだけでなくリフレクター(反射板)を付けておくことで追突の危険性を低減することができます。

サイクルウェアやドイターのバックパックなどリフレクターが装着されているアイテムを使用することをオススメします。

雨天時の注意点

夜間走行以上に危険なのが雨天時の走行です。雨の夜は走るのを避けたくなるほど危険性が増します。

夜間走行と同じく、スピードを控えるということが大原則となります。

雨天時の注意点を解説します。

柴コロ太
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視界が悪くなる

これは車を運転している人はよくわかることではないでしょうか?自転車の場合であっても雨天時は視界が悪くなります。

夜間走行と同じく「見えにくくなる」だけでなく「自分も見られにくくなっている」ことを意識して、スピードを落として走行するようにしましょう。

アイウェアをかけているとレンズ面が濡れて視界が悪くなりがちです。

度付きレンズを使用していない場合はアイウェアを外すことで、顔に水しぶきはかかりますが視界は開けるようになります。

ヘルメットの下にサイクルキャップをかぶることで、雨が直接目に入るのを防ぐことができます。思った以上に効果を発揮します。

柴コロ太
柴コロ太

視界の確保とは別に周囲から自分の存在に気づいてもらう手段として、昼間であってもライトを使用することが有効です。「自分だけでなく周りも視界が悪い」ことを意識し、明るい時間帯でもライトを使用するようにしましょう。

タイヤが滑りやすくなる

路面が濡れているとタイヤが滑りやすくなります。急ハンドルや急ブレーキをしてしまうと転倒する危険性があるので注意してください。

特に注意したいのが、道路のあんなとこやこんなとこにあるマンホールの蓋や排水溝の蓋です。これらは鉄でできているので、雨で濡れると恐ろしいぐらいタイヤが滑りやすくなります。横断歩道などの塗装面もなるべく避けましょう。

柴初心太
柴初心太

そんなことを意識していると下ばかりが気になってかえって危険なんじゃないの?

雨の日にマンホールや塗装面を通過しなくてはならない場合は、バイクを傾けずに真っすぐ通過しましょう。ペダリングやブレーキも行わないようにしましょう。

柴コロ太
柴コロ太

ブレーキが利きにくい

自転車のブレーキは、ホイールをゴムで挟み込んで止めるという仕組みが大多数です。

ホイールが雨で濡れるとブレーキが利きにくい状態になってしまいます。

感覚的な表現となりますが、制動距離は通常に比べ2倍以上となるので、普段通りにブレーキをかけてしまうと止まりきれない可能性もあるので注意してください。

最近普及しているディスクブレーキであれば雨天時でも影響を受けにくいそうですが、だからといってスピードを出してもOK!ではありません。ブレーキが利いたとしてもタイヤのグリップを失えば転倒してしまいます。

雨の日はブレーキが利きにくいだけでなくタイヤが滑りやすいという非常に危険な状況になります。スピードを落としていつもより早めにブレーキをかけるように注意しましょう。

傘さし運転は危険

傘さし運転は非常に危険なので絶対にやめましょう。

柴コロ太
柴コロ太

片手運転は法律で禁止されているだけでなく、ハンドル操作やブレーキ操作に支障をきたすので非常に危険です。

傘をさして自転車に乗ってもたいして雨を防ぐことはできません。自分を危険にさらしながらずぶ濡れになる・・・こんな意味のないことはやめて面倒であってもレインウェアを着るようにしてください。

まとめ

夜間走行、雨天時走行時の注意点を解説しました。

視界が悪くなる、路面が滑りやすくなっているなど晴天時に比べ危険が潜んでいます。

趣味としてのサイクリングであれば走行を控えるなどできますが、通勤や通学で走らざるを得ない場合はスピードを落とすなどして安全委走行するようにしましょう。

まとめ
  • 夜間、雨天時は速度にご注意!
  • 見えにくい、見られにくくなっているという認識を!
  • 雨天時は視界が悪く滑りやすい。ブレーキも利きにくい!
  • 傘さし運転は危険かつ効果薄。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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