ポタリングとは?「魅力・サイクリングとの違いを解説」

柴初心太
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ポタリングってなに?

ロードバイクにはさまざまな楽しみ方がありますが、そんな中でも気軽なのがポタリングです。

自転車で散歩するような感覚で楽しめるサイクリングの1つで、初心者から上級者まで人気のファンライドとなっています。

地元で有名なパン屋をはしごしたり、風を感じながら海沿いを走ったりなど自転車ならではの楽しみが味わうことができます。

今回の記事では、ポタリングの魅力やサイクリングとの違いを解説します。

柴コロ太
柴コロ太

この記事の内容

  • ポタリングとはなにか?
  • ポタリングの魅力
  • オススメ装備
  • ゆるポタ詐欺に注意!

ポタリングとは?

まずポタリングの語源はイギリス英語で「Potter=ぶらつく、のんびりする」という散歩のような意味合いとなっています。それにingと組み合わせてサイクリングの中で「ぶらつく」を意味した和製英語だそうです。

簡単に言うと、

・自転車でのんびりどこかに行く

・自転車でゆっくり散歩

・目的地はないけど自転車でぶらぶらする

という意味でポタリングという言葉が活用されています。

特にこれといったルールはなく、「自転車で近くのお店でランチ」というニュアンスでもポタリングという言葉が使われます。

しかし、この「ポタリング」という言葉は自転車乗りにしかわかりません。自転車が趣味でない人が「今日はポタリングに行くか」とは言いません。

一般人であれば、ポタリング?なにそれ?美味しいの?という認識です。あくまでも自転車を趣味としている人たちサイクリングやロングライド、ポタリングといったように言葉で今日の目的を使い分けているだけとも言えます。

私自身もロードバイクに乗り始めるまでポタリングという言葉を知りませんでした。初めて聞いたときでもボルタリングと混同していたぐらいです・・・

ポタリングとサイクリングの違い

柴初心太
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サイクリングとポタリングの違いってなに?

ポタリングとサイクリングの違いを簡単に分けると、

ポタリング

目的地が設定されていない。自転車に乗っていない時間帯が多く、短距離~中距離をのんびりと走行。

サイクリング

目的地が設定されている。スポーツ性があり自転車に乗っている時間帯が多く、長距離でも問題なく走行する。

となります。

目的地が1つの違いであり、言葉の差別化が図られる理由と言えます。

ポタリングの定義

ポタリング自体にはこれといった定義はありません。

乗り物も人によってはロードバイクではくクロスバイクやマウンテンバイク、ママチャリや折り畳み自転車と様々です。

決まりやルールもなく、サイクリングロードを使うかどうか?なども決まっておらず短い距離での寄り道や中距離走行後に観光先を散策する場合もあります。

自転車を持参せずに旅行に行き、旅先でレンタルサイクルなどで観光地を散策することもポタリングと言えます。

目的地ありきのポタリングもあります。例えば「桜を見に行きたい」と思って桜のスポットを巡り、各所でのんびりといった目的地での滞在時間が長いサイクリングもポタリングに含まれます。

サイクリングの定義

スポーツ性がありハードワークになりがちなのがサイクリングの定義といえます。

1日の大半を自転車に乗って走行するので、ポタリングのように観光地などに長居することが少ないのが特徴です。

とは言え、一度も観光地などに寄ることがないというわけではありません。サイクリング8割、旅先での食事や休憩2割といったバランスになることが多い傾向となっています。

観光というよりかは、体力を回復させるための休憩時間といったところでしょうか。走る距離などによっては1日で3000kcal燃焼する場合もあるので、エネルギー補給は非常に大切です。エネルギー補給を怠るとハンガーノックなどに陥ってしまいます。

ポタリングの魅力

ここまでポタリングとサイクリングの違いを簡単にですが、解説しました。

「今日は100kmに挑戦!」などの目的意識を持ったサイクリングももちろん楽しく魅力がありますが、もっと「楽しい」という気持ちを持てるのが「ポタリング」だと思っています。

ここからは、ポタリングの魅力を紹介します。

柴コロ太
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初心者でも楽しめる!

ロングライドやブルべ、キャンプツーリングといったライドでは目的地や目標があります。

目的を達成するためには、体力であったり機材の準備が必要不可欠となります。初心者のうちは機材や体力が十分でないのでハードルが高くなりがちです。また、トラブル対処など不安も多くあるかと思います。

途中で挫折してしまうなんてことになってしまうとせっかくのサイクリングが楽しくなくなってしまいます。

ポタリングの場合はそういった目的がなく、気軽に楽しむことができるので初心者でも楽しむことができます。

観光地に詳しくなれる!

ロードバイクなどの自転車であれば、自動車よりも沿道のお店に気づくことができます。

近場にも意外と知らなかったお店や観光スポットが見つかるということもあります。

車での移動であれば駐車場が満車であったり駐車場がなくて寄れないということもありえますが、自転車であれば気軽に立ち寄ることができます。

友人と出かけた時や恋人とのデートでも隠れた名店を紹介できたりするかもしれません。

ロードバイクの基本を学べる!

ロードバイク自体は自転車に乗れる人であれば乗ること自体はそう難しくないと思います。

しかし、乗ってみて初めて気づくことや乗りながら覚えていくこともたくさんあります。

ロングライドなどでも学ぶことはもちろん可能ですが、変なクセがついたりトラブルが発生してしまうと遠出の場合は対処が大変な場合があります。

ポタリングであればそういったロードバイクの基本を楽しみながら学ぶことができます。いきなりロングライドに挑戦する前に何度かポタリングに挑戦することをオススメします。

ポタリング おすすめ装備

柴初心太
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ポタリングではどんなものを用意すればいいの?

ポタリングはロングライドに比べ、体力をサポートするアイテムはあまり必要ありません。

夏場であれば熱中症対策のために水分や補給食は必須ですが、比較的気軽な装備で楽しむことができます。

気軽だからこそ意識するポイントもあるので、ここからはそれらを解説します。

柴コロ太
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服装

ロードバイクではピチッとしたサイクルジャージを着用します。

ポタリングでも勿論サイクルジャージがおすすめですが、お店に入ることを考えると抵抗がある人もいるのではないかと思います。

そんな場合は、アウターを私服やカジュアルなスポーツウェアを着用しインナーにパンツタイプのレーパンを着用するのがオススメです。

サイクルジャージを扱う「カペルミュール」というブランドであれば、カジュアルなサイクリングウェアも展開しているのでオススメです。

サイクルジャージでも平気で店に入れるという人はサイクルジャージでOK!

夏場であれば日焼け対策もしっかりと行いましょう。

水分補給・栄養補給は必須

気軽に始められるポタリングですが、体を動かすことになるので補給食などは必須です。

熱中症や脱水症状を防止するために水分は必須なので、ボトルゲージにドリンクを置いておきましょう。

中距離であったり坂道を走る場合は、ハンガーノック対策に補給食を持参するようにしましょう。

持ち歩く荷物

短い距離のポタリングであっても、走行中にトラブルが起こる可能性はあります。

特に初心者だと、乗り方や整備不足からパンクなどのトラブルが起こるリスクもあります。

パンク修理キットを持っていないと万が一パンクしてしまった場合どうすることもできません。

短距離のサイクリングでも、「替えチューブ」「タイヤレバー」「携帯空気入れ」「携帯マルチツール」の4点は必ず持参しましょう。

安全のためにヘルメットやグローブを身に着けましょう。

バックパックは背負うだけで背中に蒸れ汗をかきます。持ち物は極力最低限にして、ウェアのポケットやサドルバックなどに分散させて軽装を心掛けることでサイクリングが楽になります。

ゆるポタ詐欺

柴初心太
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「ゆるポタ詐欺」っていう言葉を聞いたことがあるけど、どういうこと?

ポタリングには「ゆるポタ」という言葉もあります。言葉の通りゆる~いポタリングの略語です。

初心者の考えるゆるポタと上級者の考えるゆるポタの差がありすぎてこういった言葉が現れたのではないかと考えています。

毎日通勤は自転車、帰ってからはローラー台で練習し週末はヒルクライムやロングライドなどをバリバリ走る人と、週末に平坦のサイクリングを行うだけの人では走行ペースや体力に差がでてきます。

当然ポタリングのゆるさに差がでてきます。

上級者Aさんのポタリングが「時速30km、片道50kmの往復100km」、初心者Bさんのポタリングが「時速20km、片道15km程でおいしいものを食べに行く」としましょう。この2人が一緒にポタリングするとどうなってしまうかというと、おそらくBさんが悲惨な目にあってしまうでしょう。

普段一緒に走るメンバーであれば、どのくらいのペースで何km走るのかを把握できますが、ショップ主催の走行会やSNSなどのオフ会では相手のペースなどがわかりません。

不安なようであれば、事前に巡行速度や走行距離などを確認しておいたほうが安心できます。

決して悪気があって言っているわけではないのですが、「今日はゆるポタだから大丈夫!「あと少し登ったらゴール!」といった先導するベテランライダーの甘い言葉に泣かされた初心者も大勢いるようなのでご注意ください。

まとめ

ポタリングの魅力について解説しました。

ポタリングはロードバイクに乗り始めた人でも気軽に始められ、自転車ならではの楽しみを味わうことができます。

ロングライドやグループライドも勿論楽しくて魅力的ですが、週末ライドにポタリングを取り入れて気分転換や新店開拓などしてみてはいかがでしょうか?

まとめ
  • ポタリングとは、のんびりとしたライド
  • 初心者でも楽しめ、魅力がいっぱい!
  • ポタリングでも必要最低限の装備を!
  • ゆるポタ詐欺にご注意を

最後までご覧いただきありがとうございました。

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