仕事や勉強において見たことや学んだことを「アウトプット」していますか?仕事ができる人は、必ずと言って良いほどアウトプットを大切にしています。
アウトプットってそもそもどういう意味なの?
どんなメリットがあるの?
今回の記事では、アウトプットのメリット、方法を解説します。
早速解説していきます!
目次
アウトプットとは
勉強をしていても頭に全然入ってこない。
面白い本を読んでも数週間後には内容を忘れている。
毎日SNSなどでニュースを見ていても翌朝には何も覚えていない・・・。
「たしかに!あるある!」と思った人もいるのではないでしょうか?現代社会ではいろんなツールから様々な情報を得ることができます。学校や会社であったりインターネットのニュース記事やweb広告、SNSなどあらゆるところから情報を得ることができるはずなのに自分の頭になかなか入ってこないのは何故なのでしょうか?
もしかすると、取り入れるばかりで「アウトプット」が不十分なのが原因かもしれません!本屋やメディアなどで見かけるようになった「アウトプット」という言葉ですが、この言葉だけではイマイチわからない人もいるかと思います。
あらゆるシーンで「アウトプット」という言葉が使われるようになったので、イメージが掴みにくいかもしれませんが「out=外に出す」と考えるとしっくりくるかと思います。
「アウトプット」という言葉と「インプット」という言葉があります。
インプットは中に入れるという意味があります。まずはアウトプット、インプットの違いについて解説します。
インプット アウトプットについて
アウトプット、インプットについて簡単に解説します。
アウトプットとは
アウトプットには出力する、発信するという意味があります。
具体例として、「メモを取る」「学んだことを人に教える」「ブログやSNSで情報発信する」などがあげられます。
私がブログで情報発信しているのがまさにアウトプットです。
インプットとは
インプットには入力する、取り込むという意味があります。
具体例として、「本を読む」「授業や講習を聞く」「暗記する」「SNSなどで情報を得る」などがあげられます。
このようにアウトプットとインプットは別物ということがわかります。
多くのひとはインプットはよく行っていると思います。わからないことを調べてみたり、興味のあることをより詳しく知るために検索をするなどは皆さんが日頃から行っていることと思いますが、意外とアウトプットをしている人は少ないのではないでしょうか?
学生の人は普段の勉強を、社会人の人は仕事のやり方を思い出してみてください。
学生の人は参考書や教科書を読んでいるだけということはありませんか?社会人の人は人にやり方を聞くだけ、資料を見るだけという人はいませんか?
インプットはもちろん大事なのですが「アウトプット」を行うことで勉強効率が上がったり、社会人であれば営業成績が良くなったり苦手なプレゼンが良くなるという効果が見込めます。
アウトプットってそんな効果があるんだ!
他にもメリットがあるの?
ここからはアウトプットを取り入れることで得られるメリットについて解説していきます。
アウトプット インプットの黄金比率
アウトプットの解説を行う前にまずは黄金比率について簡単に解説します。
アウトプットをするためにはまずインプットをする必要がありますが、どのくらいの比率で行えば良いか知っている人は少ないのではないでしょうか?
過去にコロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ氏の実験によると、インプットの2倍をアウトプットに割り当てた時が最も効果が良かったそうです。
インプットやアウトプットのいずれかが多すぎるだけでは効果はでにくいということです。バランスが重要となります。
実際にはインプットが多くてアウトプットが少ないという人が非常に多いのではないか?と思います。
私が愛読しているアウトプット大全という本には、アウトプットとインプットの黄金比率は7:3だと解説されています。
インプットの比率が3なのに対し、アウトプットの比率は7となります。
人間はアウトプットしない情報はどんどん忘れていってしまいます。
例えば、友人に最近読んだあの本面白かったからぜひ読んでと話したとしましょう。友人にざっくり内容教えてと言われ、内容が思い出せなかったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
最近読んだ本やニュースの要点だけ教えてと言われたら少しドキっとしませんか?
インプットさえしておけば大丈夫!と思いがちですが、やはりアウトプットは重要です。
早速メリットについて解説します。
アウトプットがもたらすメリット
アウトプットには「書く」「話す」「行動する」という3つの方法があります。
書く=メモやノートに得た情報を自由に書き出す
話す=友人や家族に得た情報を話したりプレゼンをする。実は独り言でもOK!
行動する=得た情報をもとに何かを作ったり、行動に移す
たったそれだけのことでいいの?
「書く」「話す」「行動する」の3つのアウトプットを日常生活に取り入れるだけで、得られるメリットは多々あります。
まさにノーリスク・ハイリターンということです!
ここからは、アウトプットすることで得られるメリットについて解説します。
記憶力UP
頭の中にあることを書き出すことで、記憶に残りやすくなります。
日記を例として、なんとなく1日を終えた人と寝る前に少しだけでも日記になにかを書いて1日を終える人がいたとします。週の最後に、1週間で何があったのか?を思い出せるのはもちろん後者です。
記憶は日々更新されていきます。古い記憶はどんどん思い出しにくくなってしまいますが、アウトプットしたことというのはそう簡単に忘れるといことはありません。
たとえ一時的に忘れていたとしても、書き出した時の状況であったりそのときの感情がきっかけとなって再び思い出すということができます。
また、「重要な情報」とは「自分が重要と思っているかどうかではない」ということを覚えておきましょう。
重要な情報については2週間で3回アウトプットすることで、長期記憶されやすくなります。
頭の中が整理され理解度UP
アウトプットすることで頭の中が整理されます。アウトプットの方法に「人に話す」というものがありますが、自分自身の理解をより深めるための有効な手段でもあります。自分自身で情報を取り込んだだけの場合よりも、人に教えたりしたことのほうが記憶に残っているということありませんか?
これは勉強や会議などの場面でも有効です。頭の中で考えているとぐるぐると巡ってしまうことも他の人に話すっことで、思考がクリアになり頭の中が整理される。という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
頭の良い人などは「人に話す」というアウトプットを無意識に行っています。
備忘録がわりにできる
現代の社会では、得られる情報量が日々膨大なものとなっています。常に更新されていくネットニュースやSNSのタイムラインなど、さまざまな情報が出ては消えていくということを常に繰り返してします。それでも記憶に残っていることってごくわずかしかないということありませんか?
それは、インプットばかりを行ってアウトプットを行っていないからなのです。
例えば芸能人の熱愛報道やスキャンダルなどは人と話すことが多いのである程度の年月が経ってもよく覚えていることが多いと思います。反対にある企業が新しいシステムを開発!といったニュースは基本的に人とあまり話すことがないので記憶に残りにくくなります。
記憶に残したいことについてはメモを残すようにしましょう。もしくは手帳に一言だけでも書くだけでもOKです。
普段メモ帳を持ち歩いていないし、手書きは面倒じゃない?
そんな時はSNSでつぶやくだけでもOKです!
オススメなのは、自分のコメントもあわせて投稿することです。
これだけでも後から自分で読み返した時に備忘録として使うことができます。膨大な情報量の中からすくいあげたものは、自分の記憶の中にとどめておくことができるので一度活用してみてください。
人に「教える」スキルがUP
「人に教える」というのは1つの技術でありスキルです。自分では理解していると思っていても、いざ誰かに教えたり伝えたりしようとすると上手く説明ができなかったということは誰しもが経験をしたことがあると思います。
頭ではわかっているのに!もどかしい!
しかし、2人目以降に同じことを説明する時は伝えやすくなっていると思います。前回うまく伝えることができなかった反省などを踏まえ、必ず1回目より2回目のほうが教える・伝えるスキルは向上しているのです。
心で考えていることと実際に話すことの間には大きな差があります。仕事を覚えたらすぐ人に話すという習慣を持つことで人に教えるスキルがUPします。
アウトプットを続けていくことで頭の中がクリアとなり、何を伝えたいのかが明確になっていきます。そうすることで伝える力は無意識のうちに高まり、教えるスキルに加えて人を動かす情報発信力も身についているかもしれません。
人脈が広がる
アウトプットを行うのであれば、人に見られる可能性のあるSNSにアップするというのも1つの手段です。
アウトプットを繰り返し行うことで、必然的に意見や結果を多く捻出する人として周りの人から認識されます。
なぜSNSにアップするのが良いの?
人に見られるということは、良い意味で緊張感を伴います。文章を書く時に注意深くなり、良い文章を書こうという意識が高まるだけでなくコメントやいいねをもらえることでモチベーションUPにつながります。
また、定期的に記事をアップしていくことで友人や固定の読者(ファン)ができるという思わぬ副産物を得られる場合があります。ここで重要なのは「習慣にする」ということです。
1週間に1回記事をアップする、SNSなら1日1回何かを投稿して必ずアウトプットすることを心掛けましょう。日々見てくれる人も増えるので、そこから思わぬ交流などが広がる可能性もあります。
たとえ間違ったアウトプットであっても積極的に継続しましょう。トライ&エラーを繰り返すことで、周囲から高評価を得られることができます。
とにかく楽しい!
アウトプットを習慣にすることができると、それ自体は全く苦にならないと思います。
「記憶力UP」「教える技術UP」「交友関係が円滑」といったメリットから私生活も充実していきます。
ここまでくると、さらにステップアップしたい!
そういった気持ちは非常に重要です。
毎日のメモを工夫してみたり、相手に何かを伝える時でも相手に伝わりやすいようにと余裕を持って準備することができるようになります。メモを見ることで新しいことに取り組んだりもできるので、アウトプットが楽しくなるだけでなくモチベーションも向上していきます。
アウトプット 3つのポイント
重要性・メリットは理解できたけど、日常生活でアウトプットができるか不安…
仕事において質の高いアウトプットを求められたり、自らに課している人もいるのではないでしょうか?アウトプットの習慣化はぜひとも身に付けたいところですよね?
アウトプットを上手く活用することができれば自分だけでなく、周囲や会社の成長に大きく貢献できる可能性もあるのでは?と思っています。
ここからは「どうすればアウトプットを上手く出すことができるのか?」について解説します。
とにかくアウトプットを出す
とにかくアウトプットを出すということはよく言われるポイントです。
まずは量をこなしていくことで、徐々に質が追いついてきます。アウトプットを多くこなすことで先ほど解説したメリットが作用し、質が向上していきます。
最初は完成度が低くても気にしなくても問題ありません。改善点があるということは、次の質が上がるということでもあります。
100点満点を最初から目指してしまいがちですが、まずはアウトプットの量を増やしていきましょう。完全主義になる必要はありません。
SNSを積極的に活用
TwitterやFacebookなどで自分の意見を発信することで、それに関する知識や経験が定着しやすくなります。「見られている」という意識を持つことで、人に意見を伝える練習にもなります。これを継続していくことで、長期的にアウトプットの質向上へと繋げることができます。
自らの意見をあまり見られたくないという人は、自分のことがわからないような場所でまずは書き込んでみるのも一つの手段です。
SNSを活用し、発信者側を経験していきましょう!
ここまでアウトプットのメリット・ポイントについて解説しました。
インプットしたことを日常に取り入れる
例として、読書がこれに該当します。
本を読むだけでなく、実際にアウトプットすることでその本から得られたことが良質なインプットへ還元されていきます。
読書だけでなく、セミナーであったりニュースや記事からの情報を受け取るだけでなく発信することでをぜひ取り入れてみてください。
まとめ
アウトプットについて解説しました。
人間は取り入れた情報をアウトプットしないと忘れてしまいます。アウトプットすることで頭の中が整理されたり、記憶力がUPするなどメリットが多いため積極的に行うことをオススメします。
まずはSNSなどを活用してアウトプットしてみてはどうでしょうか?アウトプットの質は後から付いてくるので、どんどん積極的に行ってみましょう!
SNS以外でのアウトプットの方法はアウトプット大全に詳しく解説されているので、気になった人はぜひ手に取ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。