NISAってよく聞くけどどういうものなの？
そもそもNISAってなに？
この記事ではNISAについて投資初心者向けに解説します。
NISAとは？(NISA:Nippon Individual Savings Account)
株式や投資信託などの金融商品に投資した場合、これらを売却して得た利益や配当に対して約20％の税金がかかります。NISAは2014年1月にスタートした個人投資家のための税制優遇制度です。毎年120万円の非課税投資枠が設定されており、株式・投資信託などの売却益・配当が非課税となります。
少し先の話になりますが、2024年～2028年までは新NISAとして「2階建て」の制度になります。1階部分は「つみたてNISA対象商品」として、年間20万円まで投資できます。2階部分は「現行NISA対象商品」として年間102万円まで投資できます。年間122万円、5年間で610万円まで非課税で投資ができ、現行NISAよりも10万円増額されます。
新NISAは1階部分に投資した人が、2階にも投資できる仕組みとなっています。例外として、すでにNISAを使って運用していた人はいきなり2階部分の株式に投資することができます。
なんだかややこしい・・・？
現行NISAと新NISAを一覧にまとめてみました
非課税投資枠
NISA口座では毎年120万円分の金融商品（株・投資信託等）が購入可能です。購入した金融商品を保有している間に得た配当金や値上がり後に売却して得た利益が購入後5年間は課税されません。非課税期間の5年が終了したときは、保有している金融商品を翌年の非課税枠に移すことができます。これをロールオーバーといいます。また、NISA口座以外の課税口座に移すこともできます。
NISA:メリット
- NISA枠年間120万円
- この枠内で購入した株などの配当、売却益が5年間非課税
- 株（国内・外国）、投資信託の購入が可能
- 取引は好きなタイミングで可能
1番のメリットは120万円のNISA枠で購入した株の配当、売却益が5年間非課税になるということです。
デメリット
- 利益がでない場合は恩恵を受けることができない
- マイナスになっても損益通算できない
- 新規での投資が対象であり、現在保有している株や投資信託をNISA口座に移すことはできない
NISA口座で取引した損益は、他の口座と損益通算できません。また、損失を翌年以降に繰り越すこともできません。利益がでない場合はなにも恩恵がないので投資初心者にはつみたてNISAのほうがオススメかもしれません。
NISAの始め方
NISAで投資を始めるにはどうすればいいの？
NISAを利用するためには、銀行や証券会社などにNISA口座を開設することで利用ができます。NISA投資を行う場合、株式投資の手数料が安いネット証券会社で行うことをおすすめしています。株の他に投資信託や債券などの商品も購入できます。口座を作る費用は無料で、維持費も無料です。
申請時は申請書類・本人確認書類・マイナンバー確認書類が必要となります。
SBI証券
様々な証券会社がありますが、業界最大手のSBI証券がおすすめです。口座開設費用は無料で、維持費も無料です。口座開設には少し時間を要する為、いざ株を買おうとしても買うことができず株価が上昇してしまい後悔するなんてこともありえます。株をすぐに買えるようにするためにも、口座開設はしておいたほうがいいです。
口座を開設する際に、特定口座という項目で迷うかもしれません。
ここは確定申告が不要となる「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」が便利です。
「特定口座を開設し、源泉徴収を選択しない」を選択すると確定申告を行う必要があります。
まとめ
NISAについて解説しました。
NISAは売却益や配当などが非課税となることが最大のメリットであり、特定の株を長期保有する場合におすすめです。利益がない場合は恩恵がない、損益通算ができないなどデメリットもあるので注意してください。
最後までご覧いただきありがとうございました！