そもそもどこで買えばいいの?
今回の記事では株に興味がある人、これから始めてみたいと考えている人向けに株式投資について詳しく解説します。
こんな方におすすめ
- 株式投資に興味がある人
- これから投資を始めてみようと考えている人
- 株って何かイマイチわからない人
株についての解説を始める前に、メリット・リスクについて簡単に解説します。
SBIネオモバイルであれば500円から株を買うことも可能です。(後ほど解説します!)
その他証券会社でも5~10万円あたりから投資が可能で、資産を増やすことも可能です。
リスクとして、株価が最悪0円になる可能性があります。しかし、それ以上のリスクはありません。(注:現物取引の場合)
まずは株とは何か?というところから早速解説していきます!
目次
そもそも『株』とは?
「株」「株式」という言葉はよく耳にしたことがあるかと思います。ではこの「株」とはそもそもどういうものなのでしょうか?
株式とは、「株式会社が投資家から資金を集めた時に資金と引き換えに発行する証書」です。
この株式を所有するということは、会社の権利の一部を保有することにもなります。
ある会社の株式を50%以上所有:取り締まり役を決めることができる。
ある会社の株式を2/3以上保有:合併などを決めることができる。
投資家は3つの方法で利益を出すことができます。それぞれ解説します。
値上がり益(キャピタルゲイン)
買った株が値上がりした時に売却することで、その値上がり分が利益となります。
多くの投資家がこの値上がり益を目的に株を売買しています。
例として、あなたが1株1000円の株を100株購入したとしましょう。この時点で10万円を投資しています。
この株が1株3000円になった時に売却できたとすると、1株あたり2000円の利益を得ることができます。
2000円×100株=20万円の利益となります。
反対に1株500円に下がってしまった時に売却するとマイナスとなってしまいます。
500円×100株=5万円のマイナスとなります。
配当金(インカムゲイン)
株主には会社が得た利益の一部が還元されます。
これを配当金といいます。値上がり益に比べると得られる利益は少ないですが、着実に利益を得ることができる方法です。
会社の利益が大きくなると増配、反対に業績が悪化してしまうと減配となる可能性があります。
また、企業によっては最初から配当がない場合もあるので、購入前に配当金の有無を確認するようにしましょう。
株主優待
値上がり益・配当金以外に株主優待というものがあります。
配当金と同じく株主に対し利益を還元する制度です。
食事券や自社製品の詰め合わせ、施設利用券やQUOカードなど様々な優待があります。
現金に換算すると高利回りである場合も多く、銀行の定期預金よりもお得感があります。
株主優待がない企業や割引券等を貰ってもあなたの住んでいる地域に使えるお店がないという場合もあるので注意しましょう。
株主優待の内容は、各証券会社のHPや各企業のHPにて確認することができます。
株主優待を受け取るには、会社の権利確定日に株主である必要があります。また、必要株数を保有していることが条件となります。
企業によって権利確定日が異なるので、注意してください。
株主名簿に登録されるには、権利確定日の2営業日前までに株を購入しておく必要はあります。
上の図で解説すると、26日までに株を購入しておく必要があります。
その翌日以降に株を売却したとしても株主優待は受け取ることができます。2営業日前までに購入ということを覚えておきましょう!
株を買うにはどうすればいいのか?
会社の規模を大きくするために更に資金を調達する手段として、自社株を投資家に売却してそこで得たお金でs津美投資や新商品の開発を行います。これを「上場」と言います。上場すると証券会社で誰でもその会社の株を購入することができます。
上場は、東京証券取引所(東証1部・2部)やジャスダック、マザーズなどの市場がありますが、最初はあまり気にしなくても問題ありません。なんとなく名前は聞いたことがあるという程度でOKです。
これから株を買いたいと思っているあなたは、この上場している会社の株しか買うことができません。
仮に私が情報どっとためcom株式会社を経営していたとしても、上場していなければ購入することはできません。
上場には資金調達という大きなメリットがある反面、デメリットも存在します。
証券会社で口座を解説する
上場している会社の株を購入するには、証券会社に口座を開設することで購入することができます。
口座開設費用は無料で、維持費や年会費も無料です。
口座開設には少し時間がかかるため、あなたがいざ株を買おうとしても買うことができず株価が上昇してしまい後悔するなんてこともありえます。
口座については前もって開設しておいて損はありません。ぜひ開設しておきましょう。
様々な証券会社がありますが、業界最大手のSBI証券がオススメです。私自身、SBI証券を利用していますが、なんら不満もありません。
様々な証券会社があり、それぞれ特色があります。まずは1番有名で最大手のSBI証券で口座を開設し、株を始めてみるのが良いと思います。
経験を積み、詳しくなってきた段階で他の証券会社の口座を開設してみてはいかがでしょうか。
口座を開設する際に、特定口座という項目で少し迷うかと思います。
ここは確定申告が不要となる「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」を選ぶことをオススメします。
「特定口座を開設し、源泉徴収を選択しない」を選択するとご自身で確定申告を行う必要があります。
最初から大きな金額で投資をするのは不安だという人にはSBIネオモバイルがオススメです。
SBIネオモバイルとは
通常株を購入する時は1単元(100株)単位で購入することが基本ですが、SBIネオモバイルでは1株から購入が可能です。株によって数百円から個別株を購入することができるので、少額から投資をスタートすることができます。手数料も安く、少額の株取引にはオススメです。
SBIネオモバイルについては別記事で開設していますので、ここではメリット・デメリットを簡単に紹介します。
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株価の変動について
株価は毎日変動します。1日の中でも上がったり下がったりしますが、なぜ株価は上がったり下がったりするのでしょうか?
株は、売りたい人と買いたい人の価格が釣り合った時に売買されます。とても大事なことなので絶対に覚えておきましょう!
売りたい人、買いたい人は「板」と呼ばれる表に情報が表示されます。
上の表のような状況であれば7700円で1000株売りたい人、7650円で1500株買いたい人がせめぎあっている状況です。
買いたい人が売りたい人より多いと株価は上昇、逆の場合は下がります。
これは株を始めるうえで非常に重要なポイントになります。
業績が良いから株価は上がる、悪いと下がるというイメージを持つかと思いますが必ずしもそうとは限りません。
また、あなたが〇〇〇円で株を売りたいと思っていてもその金額で購入する人が現れない限り株を売ることができないので注意してください。
株の買い方について
株の買い方は主に3パターンあります。それぞれ解説していきます。
1点買い
10万円の株を一気に100万円分購入するイメージです。購入後に株価が上がると大きく利益を出すことができますが、その分下がった時のリスクも大きくなるので購入のタイミングが非常に重要となります。株式投資を始めたばかりという人にはオススメできません。
数回に分けて買う
10万円の株を100万円分購入したい場合に、ある一定の期間内で数回に分けて購入するイメージです。数回に分けることで、株価の変動があっても平均的な価格で購入することができます。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、毎月同じ金額の株を買い続ける方法です。毎月5000円ずつ株を買うイメージです。仮に株価が下がった場合は多くの株を購入することができるので、平均単価を下げることができます。
自分のスタンスを決めよう
ここまで株価についてや株の買い方について解説してきました。
自分自身の投資スタンスを決めることも重要です。
10万円を1年後に11万円にする場合と10万円を1年後に50万円以上にする場合では、購入する株や投資スタンスが大きく異なってきます。
まずは、あなたがどういったスタンスで臨むのかを考えておきましょう!
当然ですが、大きなリターンを得ようとした場合、損失のリスクも高くなるので注意が必要です。
株の指標とは?
日本には多くの企業が上場していますが、株を購入する時にその株が「高いのか?安いのか?」を判断する必要があります。
判断する基準がわからないと割高な株を買ってしまったり、悩んでしまって結局株を買えず後悔したりすることになります。
ここでは株の指標を紹介・解説するのでぜひ覚えるようにしましょう。
1株あたりの利益(EPSとPER)
会社は利益を出すために運営されていますが、どのくらい利益が出ているかは重要な指標になります。EPSやPERは、稼ぐ力を表す大切な指標です。
1株あたりの利益(EPS)=会社の利益/発行株数
で表します。1株あたりいくらの利益を出しているのか?という指標です。
株価収益率(PER)=株価/1株あたりの利益(EPS)です。
業界などにより目安は違ってきますが、私は10前後を目安として見るようにしています。
PERが10ということは、10年で株価と同じ金額を稼ぐことができるということになります。PERは小さければ小さいほどよく、仮にPERが1だとすると1年で株価と同じ利益を出すというとんでもない状態というわけなのです。
成長産業では今後の稼ぐ力が増えることを予測してPERは大きくなり、成熟専業では稼げなくなり市場縮小と見込まれPERが小さくなるという傾向があります。気になる企業があればまずはこの2つを確認してみてください。
1株あたりの資産(BPSとPBR)
会社がどのくらい資産を持っているのか?ということも重要です。仮に会社が潰れてしまい、会社の価値が0になってしまったとしても資産を売却することで株と同じお金が返ってくるかもしれないという指標です。
会社の資産を表す指標として、BPSとPBRの2つがあります。
1株あたりの資産(BPS)=会社の資産/発行株数
株価純資産倍率(PBR)=株価/1株あたりの資産(BPS)
PBRが1をきっている会社は、仮に会社の資産を全て売り払って解散したとしても株価以上のお金が返ってくる可能性があると取れるため、割安と言われています。
1株あたりの配当金
会社が稼いだお金を株主に還元する制度があります。これを配当と言います。
配当利回り=1株あたりの配当/株価
株価が1000円で1株あたりの配当が20円だとすると、配当利回りは2%となります。
1~3%の配当が一般的と言われています。銀行の金利と比較すると高いですが、株価は下落するリスクもあるので単純に銀行の金利と比較しないようご注意ください。
チャートの見方
四角やヒゲ?のようなものって何か意味があるの?
株の値動きを表すチャートも見たことはありますか?チャートには重要な情報が隠されている場合もあるので、ぜひ見れるようになりましょう。
チャートには株価の動きを折れ線グラフにしたものと株価の動きを1つの記号で表したもの(ローソク足)があります。
このロウソク足には、
・日足:1つのロウソク足が1日を表す
・週足:1つのロウソク足が1週間を表す
・月足:1つのロウソク足が1ヶ月を表す
という3パターンが存在します。
ローソク足の記号には、「株価が上がった・下がった」「始値」「終値」「安値」「高値」の5つの価格を読み取ることができます。
始値より終値が高くなった時は、ローソク足の柱部分を白(もしくは赤)で示します。これを陽線と言います。
始値より終値が安くなった時は、ローソク足の柱部分を青(もしくは黒)塗りで示します。これを陰線と言います。
ロウソク足からは様々な情報を得ることができるので、見方を覚えるようにしましょう!
銘柄選びに必要な分析
株の取引を行うにはまず良い銘柄を見つける必要がありますが、上場している株の銘柄は日本株だけでも約4000もあります。
先ほど解説した指標だけでなくチャートやローソク足、世の中の景気等もチェックする必要があります。
相場の分析には、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析という2つの分析手法があります。
それぞれ解説します。
テクニカル分析
テクニカル分析とは過去の値動きをチャート表で表し、トレンドやパターン等を把握することで今後の株価を予想します。過去にも似たようなパターンがあれば将来も同じパターンになる可能性が高いと予測します。
メリット
- チャートだけに注力すればOK!
- 相場の動きを取引ツール上で視覚的に把握することができる
- 経済に関する知識が少なくても特に問題ない
- 自分の分析力次第で予測精度を上げることができる
デメリット
- 過去のパターンと必ずしも一致しない
- 突発的な大きな出来事に対しては対応できない
- 売買シグナルは実際の動きから少し遅れる
ファンダメンタルズ分析
相場の方向性を掴むために景気動向や金融・財政政策などの変化が市場全体にどのような影響を及ぼすのかを分析する手法です。
個別銘柄を選定するためにニュースや決算書類などを読んで分析し、現在の株価が割高なのか割安なのかを判断します。
PERやPBRなどの指標はネット上で簡単に確認できますが、様々な情報や専門的な知識が必要となるため労力が必要というデメリットもあります。
双方にメリット・デメリットがあるため、自身のスタイルを確立するためにも双方を駆使することが重要となります。その中でこれを使えば利益が上がりやすいという指標をまずは1つ2つ見つけ、それを軸に売買の判断材料として使い続けることをオススメします。
損切りについて
人間の心理として、損を出したくないという気持ちは誰しもが持っています。そのため株価が下がり続けているにも関わらず持ち続けてしまう人が多いです。
株式投資では大きな損失を出さないということが重要です。
株を買う時は株価が〇〇円に下がったら売るという金額を決めておきましょう。
株価が下がった場合に買い増しする方法をナンピンといいますが、損失がさらに拡大してしまう可能性があるのでオススメしません。
投資先がどうしても決められないアナタへ!
初心者のころは投資先がどうしても決めることができない…ということもあるかと思います。
そんな時のための超シンプルな銘柄選びを紹介します。私の一意見ですが参考にしてみてください。
シンプルな銘柄選び
シンプルな銘柄選びの方法は、自身の身近な業界や趣味から銘柄を探すことです!
私の場合であればボウリングが趣味なので、ラウンドワンの株価や業績等をリサーチして買うか判断するといった感じです。
もしくは自分の働いている会社や業界の関連銘柄を投資先にするということもオススメです。
インサイダー取引とは、株価に影響するような情報を投資家に公開する前に知っていて株の売買を行った場合に該当します。
そのような情報がない場合や情報公開後に売買すればインサイダー取引には該当しません。
まとめ
株の始め方について解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
これから株式投資を始めたいと考えている人や興味がある人の参考になれば幸いです。