この記事の内容
- ロードバイクに乗るとお尻が痛くなる理由
- 尻痛を軽減、回避する方法
これまでママチャリしか乗ったことがないという人がロードバイクやクロスバイクに乗り始めると、最初に遭遇するのが「お尻が痛くなる」問題です。
ロードバイクに乗った翌日や、人によっては乗っている最中から痛みがくることもあります。
通勤や通学であれば痛みを感じる前に降りる場合もありますが、半日以上のサイクリングともなると話は別です。
僕もクロスバイクに乗って通勤した翌日に「今日も乗ろう!」とクロスバイクに乗ったところ
と、とてつもない痛みで乗るのが苦痛になってしまいました。
数日間お尻の痛みが消えずに痛みと戦いながらクロスバイクに乗っていました。
こうなってしまってはサイクリングどころではなくなるので、最悪です。
お尻が痛いのに耐えきれず
と、考える人もいるかもしれませんがちょっと待ってください。
この記事の結論として、ちょっとした知識や調整方法を知ることで痛みを軽減させたり痛みを回避することができます。
今回の記事ではなぜお尻が痛くなるのか?と、簡単にできる対処方法を解説していきます。
サドルを交換する前に、今回紹介する内容をまずは実践してみてください。
こんな人におすすめ
- ロードバイクに乗り始めた人
- お尻が痛くて悩んでいる人
- 対処方法が知りたい人
目次
お尻の痛みの原因とは
なぜお尻が痛くなるのか?
主な原因は4つです。
メモ
✓長時間走行に慣れていない
✓サドルが低くお尻に体重がかかっている
✓荷重分散方法を知らない
✓前のめりになるので股間も痛くなる
それぞれ解説していきます。
長時間走行に慣れていない
ロードバイクに乗り始めた人は、長時間自転車に乗るということに慣れていないという人も多いはず。
ママチャリとは違ってロードバイクは、1回で乗る距離や時間が比べ物にならないほど違います。
2時間や3時間のサイクリングは当たり前になってきます。
ママチャリで3時間移動したことない人は多いですが、ロードバイクでは容易に乗ることができます。
そのため長時サドルの上に乗っていることに慣れていないので、お尻が痛くなりやすいことが考えられます。
サドルが低くお尻に体重がかかっている
専門店などで購入した場合、サドル位置を適正な位置に合わせてくれています。
ネットで購入したり自分で高さを変更した場合、サドル位置を低めにしている場合があります。
特にクロスバイクに乗っている女性でサドル位置が低すぎる人をよく見かけます。
サドル高さが適正でないので、体重がお尻にかかってしまっている状態になっていることが多いです。
ロードバイクはペダル、ハンドル、サドルの3ヵ所に荷重を分散させますが、サドルが低くなっていることでお尻に体重がかかりすぎると痛みの原因になります。
荷重分散方法を知らない
ロードバイクで長時間を走ることが容易とさきほどお伝えしました。
長時間を走るということは、当然ながらロードバイクに乗っている時間が長いということです。
同じ姿勢で乗り続けることで、様々な部位に疲れや痛みが発生します。
仕事などでも長時間同じ姿勢で作業していると、腰が痛くなったりしますよね?
ロードバイクでは特にお尻に痛みが出てきやすい部位になります。
前のめりになるので股間も痛くなる
初めてロードバイクに乗った時、サドルの高さとハンドルの位置の低さにびっくりしませんでしたか?
今まで乗ったことがないようなポジションなので、どう乗ればいいかわからないという人もいると思います。
大体の人がサドルの前の方に座っていたと思います。
前の方に座るということは、ハンドルに力がかかってしまい「前のめり」となります。
こういったポジションの場合、全身の荷重はハンドルにしがみついている手と股間にかかります。
股間のサドル幅が一番狭いところに上半身の荷重がかかってしまうと、どんな屈強な男であっても痛いものなのです。
今すぐできる対処方法
ここまで、お尻が痛くなる原因を解説しました。
お尻の痛みはマッチョな男性から小柄な女性、若者から年配者まで、まさに老若男女問わず一度は気にしたことがある問題です。
ロードバイクを買ったからにはお尻が痛くならない距離のサイクリングではなく、やはりロングライドなども経験したいですよね?
そして、何よりお尻の痛みを軽減、解消したいと思っていると思います。
ここからは、お尻の痛み解消する方法について紹介します。
実践しやすい順に紹介していきますので、参考にしてみてください。
パッド付きのサイクルショーツを履く
一番簡単な対処方法は、パッド付きのサイクルショーツを履くということです。
サイクルショーツとは生地に股間を覆うパッドがついた「クッション付きのパンツ」のことです。
路面からの衝撃を吸収してくれるので、股間への圧力を和らげることができます。
と、思う人も中にはいると思います。
そんな人は、カペルミュールというブランドが展開しているカジュアルなパンツがオススメです。
見た目は普通のズボンですが、パッド付タイプのものを展開しています。
このタイプのものは、通勤でロードバイクに乗る時に重宝しています。
また、下着タイプのものも展開されています。
使用頻度にもよりますが、1枚あれば1年半~2年間は問題なく使うことができます。
2つ用意すれば、問題ないと思います。
毎日は乗らないという人であれば、1枚でも問題ありません。
サイクルパンツが有るのと無いのとでは、快適さがまるで違います。
ロードバイクを購入した時に実際どれほど違うのかを試してみましたが、快適さがまるで違いました。
ここで1つ覚えておいてもらいたいことがあります。
サイクルショーツなどは、「肌にそのまま着用」してください。
下着の上に履くのではありません。
下着と一緒に履いてはいけないというわけではありませんが、そもそもの効果を得ることができません。
ご注意ください。
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サドルのポジションを調整
という人もいると思います。
次はサドルのポジションを調整してみましょう。
サドルが高すぎるor低すぎるか、サドルが前後に傾いている可能性があります。
まずは、サドルを水平にしておきます。
後ろ下がりだと股間を圧迫してしまい、前下がりだとお尻がずり落ちてしまいます。
そして、サドルの高さを最適にしていきます。
初心者の人で多いのが、足がつかないのが怖くてサドルを下げてしまうことです。
サドルの高さを下げてしまうとペダリングする時に足の動きが窮屈になってしまい、間接に負荷をかけてしまいます。
という人も多いと思います。
簡単な目安として、サドルに座った状態で両足のつま先がギリギリ地面につくか両かかとでペダルを後ろに回して足が伸び切らないかを確認しましょう。
最適なサドル高さが決まったら、シートポストに目印をしておきましょう。
サドルを交換
こういう場合なのであれば、ここで初めてサドル交換を検討しましょう。
このサドルに交換すれば絶対に大丈夫!というものは残念ながらありません。
それは、痛みの原因が人によって違うからです。
お尻の形状や筋肉の付き方、骨格など人によって違うだけでなく、何を痛いと感じているかも人それぞれです。
いろいろなサドルを試してあなたにピッタリなサドルを見つけるしかありません。
これが「サドル沼」と言われているものです。
サドルも決して安い買い物ではありません。
とっかえひっかえするとお金がかかるだけでなく、非効率です。
個人的には穴があいているサドルがオススメかなと思います。
溝が彫っているものでも同じ効果を得ることができます。
もし身近にロードバイクに乗っている人がいるのであれば、一度相談してみてもいいかもしれません。
サドルについてアドバイスが貰えるかもしれません。
プロショップでポジション調整をする
これまで紹介したことを試してみたけどそれでも解決しない…
最後の手段として、自転車ショップでポジションを見てもらいましょう。
ショップによっては有料の場合がありますが、お金を払う価値はあります。
自分ではなかなか解決できないことでも、ショップの人やプロのアドバイス1つであっさり解決!なんてことも珍しくありません。
自分で最適なポジションを模索するというのも楽しみの1つではありますが、プロのアドバイスは問題解決の一番の近道です。
ロードバイクを専門店やプロショップで購入したという人はぜひ一度見てもらってください。
まとめ
ロードバイクに乗った時にお尻が痛くなる問題について解説しました。
お尻が痛くなるというのは、ロードバイクに乗り始めた人が一番最初に遭遇する問題です。
ベテランライダーであろうと、経験したことある人が大勢います。
お尻が痛いとサドルに座るのが苦痛で楽しいはずのサイクリングを楽しむことができません。
ちょっとした調整方法を知ることで、お尻の痛みを軽減・回避することができます。
走り慣れて長い時間のサイクリングを経験していくことで、お尻の痛みに慣れることもあります。
まずは今回お伝えした対処方法を試していただき、それでもダメならプロに見てもらうといことをオススメします。
まとめ
✓パッド付きのサイクルパンツを履く
✓サドル位置・高さを調整
✓それでもダメならサドル交換を検討
✓プロに見てもらうのが一番近道
最後までご覧いただきありがとうございました。
お尻の痛み解消の参考になれば幸いです。